6月らしくないさわやかな日曜の昼下がり。もう一つのメディアビジネス創出委員会の第2回勉強会&意見交換会が横浜の開港記念会館で開かれました。
重厚なその会場は、国の重要文化財です。このお城のような建物の中で行われた2回目の会には、前回からの引き続き参加された方も含めて20人弱の方々の参加がありました。
お忙しい中お越しくださいまして本当にありがとうございました。
それでは、内容を振り返っていきながら次への課題などを洗い出していきましょう。
第1回に話し合ったメディアビジネスの現状、既存メディアとソーシャルメディアの長所・短所を踏まえ、具体的事例を元に議論を進める。
プレゼンテーターが挙げる先端メディアを検証、参考にし、グループディスカッションで一歩先のモデルを提案する。
ここでは、参加者であると同時に最先端のメディア業界に精通している方にプレゼンをしてもらう。事例の紹介を通して質疑応答へと流れる。
日本でも発売が決まって以来大人気の米Apple社が開発したタブレット型PCのiPad。
触ってみた感じや使いやすさ、さらに今回のテーマに近い電子書籍としての可能性などを、システムエンジニアから見た感想を含めてプレゼンしていただきました。
使いやすさに関しては話題に挙がるまでもなくほとんどの参加者の関心は、むしろそのコンテンツにありました。
有料、無料アプリケーションが、今後どのように成長していくのか。勝ち組、負け組みがまだはっきりしていない現状では、何が新たなモデルかはわかりません。
と、いうところにも既存の紙媒体が可能性を模索している最中であることが伺えます。
新聞やテレビなどの既存メディア、つまり4大マスメディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ以下4マス)は、ネットを活用した新たなソーシャルメディアとの競争にどう打ち勝っていくのか!?
その苦悩の中にもテレビ業界が仕掛ける新たな取り組みと浮き彫りになった問題を、テレビ製作サイドから追求していきました。
4マスの内、テレビ以外はネットメディアに広告費で抜かれていることは、前回の勉強会でも挙がっていた。非の打ち所がないとも思えるネットメディアは、相対的に見ればその巨大な数字として見て取れるが、一つ一つ見ていくとそれらはごく小さな粒の集合体であり、単体で持続可能性を考えると、他メディアに比べ非常に厳しいという素性が見て取れる。
まだまだマスメディアの優位性は高い。ソーシャルメディアを活用した新たなコンテンツの創出に可能性を見出す。さらに放送と通信の融合など、法整備がまだ間に合っていない分野など、単一メディアによる解決は難しいが、アイデア自体はあり、むしろ課題はその実現に向けた行動力と、既存の抵抗勢力との駆け引きにありそうだ。
「いい記事を書けば売れる」
そんな時代はとうの昔なのか。それほどまでに情報がタダ当然に氾濫している現状がある。
ものの書き手にとっては、相当の対価を得るには地に足をつけるか、既存のシステムにしがみついているかしないと難しい。
ソーシャルメディアの広がりの先には、情報の信頼性の低下が懸念され、受け手の選別する力も必要になってくる。
対抗策としては、アメリカのNPOの事例がヒントになるのか。もう一度、信頼できる情報を。情報の発信元に格付けをするような構造的な新たな枠組み作りが必要になってくるのかもしれない。
議論の前には頭も体もしっかり栄養を補給しなければ!限られた合間の短い時間ですが、そんなときでも余裕を持って食事がしたい。そんなときにお勧めがウイダーinゼリーローヤルゼリーイン!これを飲んで後半戦へ!
2部では、4つのグループにランダムに分かれて1部のプレゼンターの話を元に成功モデルを考える。
触るメディアの次は嗅ぐメディア!?ハード面の進化がカギを握るのではないか。
情報の発信先を種別化する。必要な人に必要な情報を発信できる仕組みづくり。
情報の分別をできる存在を。ex)朝ズバ!のみのもんた FaceBookのイイネ!を活用し、受け手がほしい情報を集約しする。その情報に適正な対価を。
正確な情報を、信頼できる発信元から。利益でなく、その目的のために設立された団体、例えばNPOを新設する。その運営には寄付が必要だが、日本にはその環境がまだ整っていない。
第2回勉強会&意見交換会は、前回以上に参加者も増え、活動の趣旨に興味を持っていただける同志の輪が広がったことを大変うれしく思っています。第1回から引き続き参加してくださった方がいたことで、より継続的で前進していく活動にしていきたいと思いましたし、今回初めて参加してくださった方も多くいたことで、常に誰にでも議論できるオープンな場にすべきとも痛感しました。
今回実施したプレゼンテーターによる具体例の紹介やグループディスカッションには、「まだまだ聞きたりない」「話したりない」という意見もあろうかと思います。もっと時間があればより深い話し合いができたのではないかと感じていますが、今回の議論を参考に、日頃からメディアビジネスのアイディアを考える一助にしてもらえれば幸いです。それぞれが何らかのヒントを感じ、次回の会で結実させることができたらと期待しています。
発起人としては、今後も参加者に大きな方向性を示しながら議論を進め、より明確なモデルに歩み寄っていきたいと考えています。引き続き、よろしくお願いします。