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五街道ゴミ拾い駅伝「日光街道ルート」「奥州街道ルート」終了!

五街道ゴミ拾い駅伝「日光街道ルート」「奥州街道ルート」終了!

2012年2月にスタートした五街道ゴミ拾い駅伝プロジェクトは、現在までに東海道、日光街道、奥州街道の3ルートに着手しています。そのうち日光街道と奥州街道は、東京仙台間ゴミ拾い駅伝との並列開催で、その大半を"掃破"することができました。去る10月27日(土)には日光街道ルートの最終区間である宇都宮日光間大会が行われ、日光東照宮到着を以って無事終了しました。日本橋以北のゴミ拾い駅伝としては初の試みとなったこの2ルートについて、以下の通りレポートをまとめました。

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はじめに

2012年9月8日(土)選手が集まったスタート地点は五街道の起点・日本橋ではなくお台場でした。距離にして10kmほども離れたこの地をスタートする理由は、日光街道、奥州街道ルート実施から遡ること2ヶ月に決まった東京仙台間おもい、つなぐ駅伝に大きく関係してます。詳細は同駅伝のページをご覧いただきたいのですが、東京から仙台を目指すルートとして、日光街道と奥州街道、すなわち国道4号線が採用されました。この他にもルートはありました。日本橋から仙台へと通じる主要街道として国道6号(水戸街道他)があります。しかしこれは、沿岸地域を進むため、現在進入不可能な福島県内の警戒区域を迂回する必要があるため、今回は国道4号をルートと定めました。これにより、日光街道(日本橋宇都宮間)と奥州街道(日本橋白河間)を、五街道ゴミ拾い駅伝とコースが重複するため、並列開催となったのです。

日本橋宇都宮間(※日光街道・奥州街道共用)ルートマップ


より大きな地図で 日本橋宇都宮間ルート を表示

日光街道・奥州街道「日本橋」をスタート。

お台場の潮風公園をスタートした7人の選手達は、ゴミ拾い駅伝区間ではないものの、トングとゴミ袋を持って走り出しました。スタート直後に激しい雨に降られ、レインボーブリッジを渡ることもままならない状態になりましたが、雨宿り中に、ゴミ拾いに専念できたようです。雨が上がると今度は残暑の日差しが容赦なく降り注いできます。海岸通りから国道15号(東海道)、銀座界隈の中央通りを通過し、2時間05分をかけて無事日本橋に到着しました。ここからようやく日本橋以北の道の街道でゴミ拾い駅伝が始まることになります。

第1区:日本橋スタート~足立中継所

■日  程:平成24年9月8日(土)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:4人
■スタート:12時11分
■ゴ ー ル:14時15分


1区は、お台場からスタートしている7人のうち、4人が引き続き担当します。仙台までつながるタスキは赤、青、緑、黄色の4色。4人の掃者がそれぞれ1本ずつ掛けて走り出しました。 正午を過ぎて日差しはさらに強くなり、容赦なく選手達の体力を奪います。車で先回りしているだけのスタッフでさえ、すでにバテ気味です。日本橋を渡りいよいよはじまった日光街道(奥州街道併用)は、東京都北部を進み、神田、秋葉原、上野を経由して足立区にある最初の中継所を目指します。

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ランナーから受け継ぐタスキ。7人から4人に集約されます。

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残暑まっさかりの日本橋。暑さの中、日光街道、奥州街道が始まりました。

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ゴミ拾いと走行とをバランスよくこなし、ほぼ予定時間に足立中継所に到着。

第2区:足立中継所~南越谷中継所

■日  程:平成24年9月8日(土)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:2人
■スタート:14時30分
■ゴ ー ル:16時14分


4本のタスキが2人に2本ずつ託され、太陽が南中高度に達したこの日一番の暑い時間帯に、足立区役所をスタートしました。コースは国道4号線をひたすらまっすぐ進むわけですが、意外なところで回り道が必要な箇所もあり、一筋縄では済ませてもらえません。暑さとの闘いが続くこの区間はこの日唯一の女性のみ区間でもあります。この日、同時間帯に行われていたヤングなでしこの銅メダルを掛けた一戦と同様に目が離せません!

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足立中継所を出走し、2区へ突入する。積乱雲が上るも雨の降る気配はなし。

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2区を担当した内3人は快体健歩というランニングクラブのメンバー。翌日も走るそう。

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南越谷中継所はJR武蔵野線の高架下。この辺りの交通量は多いです。

第3区:南越谷中継所~春日部中継所

■日  程:平成24年9月8日(土)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:3人
■スタート:16時20分
■ゴ ー ル:18時18分


あまりの暑さに普段の力を発揮できない2人に助っ人が登場しました。3区以降のコースに精通している加藤選手が登場したのです。ここからは3人でタスキを引き受けることとなります。3区はこの日、最長の区間で、およそ13kmの道のり。途中国道4号線が同名のバイパスと分岐するため、土地勘がないと迷ってしまう恐れもありましたが、加藤選手の小気味良いエスコートで無難に潜り抜けます。クレヨンしんちゃんのまち・春日部へ向け3人が歩を進めます。

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引き続き3区を走る2人。そこに加藤選手が加わります。

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2度の給水を経て春日部中継所に到着しました。すっかり日は落ちています。

第4区:春日部中継所~幸手中継所

■平成24年9月8日(土)
■天  気:雷
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:1人
■スタート18時24分
■ゴ ー ル:20時07分


春日部中継所でタスキリレーしたときにはすでに日は暮れており、夜間コースへと突入しました。ここからは担当が1人となり、心細さに加えて夕闇がランナーを包みます。そして追い討ちを掛けるかのように雷が夜空を照らし始めたのです。しかし、彼の体には、4本のタスキが色鮮やかに稲妻と街灯によって照らし出されていました。夕闇の黒と合わせて5色の五輪カラーを連想してしまったのは、ロンドン帰りの主催者だからでしょうか。ゴミが見えなくなった夜は、格好のスピード区間。稲妻の如く夕闇を切り裂け!

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4区へ挑む。区間を追うごとに人数と共に写真の数も減っていっているのは気のせいでしょうか・・・。

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途中、白目をむいてしまったのですかさず給水。危ないところでした。

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想定時間にゴール!タスキは翌日の走者に引き継がれました。

第6区:幸手中継所~古河中継所

■日  程:平成24年9月9日(日)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:1人
■スタート:7時50分
■ゴ ー ル:10時45分


5区からタスキを受け継ぐのはPARACUP代表の森村さんです。定刻の8時を前に、この日も前倒しでスタートを決めました。トングにゴミ袋、タスキを掛けた黄色いシャツというゴミ拾い駅伝コスチュームで、ただでも目立つ格好にもかかわらず、さらにこの日から登場したオリジナルののぼりを腰に巻きつけ、体を張ったPRに、ただただ感服いたしました。この区間は、埼玉県幸手市から茨城県古河市までのおよそ14kmの道のりです。コースは平坦なものの午前中から気温は30度に達し、ゴミと暑さとの闘いとなります。

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幸手駅前にて、交番にいたお巡りさんに撮っていただきました。

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タスキにはこれまでの走者やスタッフのメッセージが刻まれています。この日から登場ののぼりも登場

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幸手中継所を定刻前倒しでスタート!東京仙台の文字が際立つコスチュームです。

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ゴミ拾い駅伝は初めての森村さんはゴミの多さに憤慨していました。

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1人でゴミ袋を3杯も満杯にして古河中継所に到着しました。

ゴミの存在自体に気付くのもゴミ拾い駅伝の重要な実施意義です。古河中継所は利根川を渡り、茨城県に入ります。この区間は序盤こそゴミ拾いに時間をとられたものの、後半は流石の走りで挽回。給水をして万全の体制を整えてから続く2区間連続となる6区へ走り出していきます。

第6区:古河中継所~小山中継所

■日  程:平成24年9月9日(日)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:1人
■スタート:11時02分
■ゴ ー ル:13時05分


引き続き森村さんが担当するこの区間は、この日で最も暑い時間帯の走行となります。コースは茨城県古河市から栃木県小山市へ。国道4号線を進むこの日最長の16.6kmです。

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中継所をスタート。福島まで200kmの表示が登場です。先はまだまだ長い。

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栃木県に突入!国道4号線を走るこのコースはJR東北本線と東北新幹線とも平行して走っています。

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小山中継所は同市役所前です。萩野選手、海老沼選手といったロンドン五輪のメダリストも同市出身。

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タスキリレーと同時にのぼりもリレーします。これは目立ちますね。

第7区:小山中継所~石橋中継所

■日  程:平成24年9月9日(日)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:1人
■スタート:13時16分
■ゴ ー ル:15時43分


7区はゴミ拾い駅伝代表の市川が担当します。ゴミ拾い駅伝を提唱するも暑さと日頃の運動不足が祟り、思った通りの掃行ができない厳しい区間となりました。森村さん同様、腰にのぼりを巻きつけ走るも、"相撲取りのまわし"状態になり、前方からすれ違う人々の格好の的となったことは言うまでもありません。

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小山中継所をスタート。日本橋から80kmの表示を発見。お台場からだと90km以上来たことになります。

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給水のありがたさが身にしみます。暑さは想像以上に体力を奪っていきます。

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中継所に到着した頃にはだいぶ涼しくなていました。タスキリレーと同時に、ここでものぼりリレーを。

第8区:石橋中継所~宇都宮中継所

■日  程:平成24年9月9日(日)
■天  気:晴れ
■道  路:国道4号線(日光街道・奥州街道)
■走  者:1人(途中2人)
■スタート:15時50分
■ゴ ー ル:18時00分


2日目最終区間は下野(しもつけ)市の石橋中継所から、今大会最初の県庁所在地である宇都宮市までのおよそ15kmです。日光街道と奥州街道は、この区間のゴールの宇都宮から分かれます。走り出す石橋中継所は日光街道の石橋宿として栄えた街です。担当は森村さんのブログを見て参加表明してくださった宇都宮が地元の方で、ほぼ帰宅ルートとも言える区間を暮れかけの太陽とともに走ります。

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最終区間が始まりました。これまでの田園風景から次第に都市化された街並みへ移り変わっていきます。

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途中、東京マラソンの運営ボランティアをされている方で、この駅伝を知って急遽限定的に参加した方も参戦。

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宇都宮市の中心街に着いた頃にはすっかり日も暮れていました。


ここから日光街道と奥州街道が分かれます!

これまで歩んできた国道4線は、宇都宮市内で日光街道と奥州街道が分かれます。奥州街道は引き続き国道4号線を進み、日光街道は市内中心部へ進み、国道119号線を進み、日光市を目指します。それぞれのレポートは、下記バナーより選択してご覧ください。

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NPO法人もう一つのプロジェクト

「世界を1mm動かす。」

「もう一つのプロジェクト」は、「ゴミ拾い駅伝」、「ウェルカムラフト」、「もう一つのメディア」、「もう一つのトラベル」、それに更なる可能性と余白の追求を続ける「もう一つの事業」を手掛ける複合事業型NPOです。単一の分野にとらわれず、様々な社会的な問題を、もう一つの切り口から解決に結び付けていきます。2005年12月発足、2011年12月より特定非営利活動法人(NPO法人)