もう一つのメディア(正式名:もう一つのメディアビジネス創出委員会)事業では、定款に掲げた「情報活用力を強化して非営利団体の持続的発展を促す事業」を行います。 非営利団体の中でもとりわけNPOにスポットを当てます。法人認証を受けた自治体を市場とみなし、市場内の他団体の活動状況を把握できたり、NPOの支援者となる第三者が、統一の指標で比較・評価できたりするメディアを、従来のメディアに加えて新たにもう一つ、創出していきます。
大きな時代の転換期を現在進行形で生きている私たち。その中にいて、情報の発信源である各種メディアには、選択と淘汰の波が押し寄せています。
発信者と受信者双方の立場で考えることができる今だからこそ、次世代のメディアのあり方を本気で検討し、行動に移していくもう一つのプロジェクト内の専門委員会です。
中でも苦境に立たされる新聞・雑誌を中心とした活字媒体について、生き残るための新しいビジネスモデルやアイデアを創出します。
①どうすれば必要とされるメディアでいられるか?
②どうすれば利益を生み出し、情報発信を持続していけるか?
③どうすれば作り手に対価を支払い、働きたいと思われるメディアになれるか?
それらを考えるには、webや携帯端末、電子書籍といった新しいツールを避けては通れない。読者は無料で価値のある情報を欲するが、作り手は何らかの方法で利益を生み出していかねば生き残れない。ブログやツイッターなどで誰もが情報発信できる時代の流れは加速している。しかし、紙媒体もいまだないがしろにできないのが現状だ。時代の潮流に抗うのではなく、その流れの中で生き抜くための方法を探りたい。
既存のメディアも様々な動きを見せている。しかし、従来の会社の思考によらない、自由闊達で将来性のある議論があってもいい。そこから既成概念を打ち破る何かが生まれるものと信じている。それを「もう一つ」の動きととらえ、ここに新たなメディアビジネスを創出する委員会(任意団体)を設立する。
この志を旗印に、多くの同志に参加を求め、その輪の中から、実現性あるメディアを作り出したい。(設立趣意書より)
「もう一つのプロジェクト」は、「ゴミ拾い駅伝」、「ウェルカムラフト」、「もう一つのメディア」、「もう一つのトラベル」、それに更なる可能性と余白の追求を続ける「もう一つの事業」を手掛ける複合事業型NPOです。単一の分野にとらわれず、様々な社会的な問題を、もう一つの切り口から解決に結び付けていきます。2005年12月発足、2011年12月より特定非営利活動法人(NPO法人)